2011/08/26

このカメラアプリでスウェーデン人の若者の飲酒量は減るのか?

今日はスウェーデンで最近リリースされた、若者の飲酒量を減らすことを試みたiPhoneアプリを
ご紹介したいと思います。

まず事前知識として…

スウェーデンでは、アルコール度数が3.5%を超える飲料は全て国が専売しています。
販売店の名前はSystembolagetで統一されており、この看板が目印です:


Systembolagetで酒を購入するには20才以上でなければならず、必ずIDチェックをされます。
Wikipediaによると、国の専売制にしている主な理由は年齢確認を徹底するため、だそうです。

更に細かい話をすると…

・ディスカウントに関する制限あり(例:Buy 1 get 1 freeは禁止)
・営業時間:平日は大体19時閉店、土曜は15時閉店、そして日曜はお休み
・販売物は一切冷蔵しない

…というように、飲酒行為をなるべく控えさせようとする試みが見えますね。

2011/08/24

Maia Hirasawaを、生で聴いてきました。

数週間前にこのブログで紹介したIKEAのベッドキャンペーンをきっかけに、
日系スウェーデン人アーティストのMaia Hirasawaにハマってしまった私。

久しぶりにミーハー心がくすぐられ、先週末ヨーテボリ(スウェーデン第二の都市)
まで行って彼女の音楽を生で聴いてきちゃいました。

毎年8月中旬に実施されるヨーテボリ・カルチャーフェスティバルの一環としての
ライブでしたが、なんと無料公演!1時間たっぷりと演奏してくれました。



まずはWikipediaよりMaia Hirasawaのちょっとしたご紹介。

彼女はストックホルム出身ですが、人生の大半をヨーテボリで過ごしている、
日系スウェーデン人のシンガーソングライターです。

2011/08/14

デザイン性が高いスウェーデンのスーパーのPB商品。

「大西宏のマーケティング・エッセンス」というブログを愛読しているのですが、先日、日本のスーパーやコンビニのPB(プライベートブランド)商品についての興味深いポストを読みました。
そこで、スウェーデンのスーパーではどんな状況なんだろう?と関心を持ったので、少しレポートしてみたいと思います。まずは、大西さんのポストを一部抜粋させて頂きます:

————————————————

・売上に占めるPB比率がどうかというと、日本はPB商品の普及はまだまだ進んではいずナショナル・ブランド主導の市場です。

・イオンを例に取れば、「トップバリュ」の売上は、専門店の事業を除く小売部門の売上高でみても、PB比率は10%を超える程度です。

2011/08/11

バーチャルMINIをiPhoneで捕らえろ!inスウェーデン。

MINIの新モデル、Countrymanをスウェーデンで昨年10月頃ローンチするにあたって、
ロケーションベースのiPhoneゲームアプリを使ったプロモーションが実施されました。
この新モデルのグローバルコンセプトである「Getaway」(逃亡、脱走)を
うまく表現した企画だなぁと思い、ご紹介。


内容はとてもシンプルです。

1. ゲームアプリをダウンロードしたiPhoneユーザーは、アプリ上で自分の位置、
他のプレーヤーの位置、そしてバーチャルMINIの位置をリアルタイムで確認できる。
目的:バーチャルMINIを捕まえること。
プレイ期間:7日間。



2011/08/09

VolkswagenのFun Theoryキャンペーンが「グローバル」だと思う理由。

VolkswagenのFun Theoryキャンペーン、ご存知ですか?
これが実はスウェーデン発だったということを昨夜知りました。
ドライバーにとって「楽しい」エコドライブ体験を実現するBlue Motion Technology
 広く認知してもらうために生まれたFun Theory。どんな理論かというと…

どんなに平凡なことでも、そこに「楽しさ」の要素を盛り込むだけで、
人の態度や行動を変えることができる。
それが自分のためであっても、環境のためであっても、
重要なことは、その変化が以前よりも、より良い状況を生むことである。

という感じでしょうか。
担当エージェンシーはDDB Stockholmですが、
2009年に以下3本のバイラルビデオを作りました。


①階段をピアノに仕立てちゃった:

2011/08/05

妊娠をしたアメリカ人「男性」のトークを聞いてきました。

北欧で最大のLGBTイベント:Stockholm Prideが現在開催中です。
(LGBT=Lesbian/Gay/Bisexual/Transgender)

少し前にこのイベントのプロモーション企画に関する@Kohtanさんの記事を読んだり、また6月には国連でLGBTの人権を擁護する決議案が可決するという動きもあったので、個人的にちょっと注目をしていたイベントでした。

1週間だけですが、毎日朝から晩まで色んなセミナーやパーティーが企画されてます。また、世界各国(特にアフリカ)から活動家らが集まっているので、国際色豊かな印象です。その中でも私の興味を引いたのは、妊娠をしたアメリカ人男性Thomas Beatieによるトーク。


Thomas Beatieホームページより

2011/08/03

110kmにも及ぶ世界一長いアート展inストックホルム。

110kmにも及ぶ世界一長いアート展。
これが実はスウェーデンの首都、ストックホルムの地下鉄にあるんです。
というよりも地下鉄そのものです。

ストックホルムに初めて地下鉄が敷設されたのは1933年にまで遡りますが、
実際にアートが導入され始めたのは1957年
それ以前に19世紀頃から、アートは美術展覧会に足を運べない一般市民に
対しても開かれたものにすべきだという議論がなされていたそうです。

現在、ストックホルムメトロは100駅ほどありますが、
そのうち90駅以上がアート展と化しています。

つい最近、このメトロアートを紹介する無料ツアーがあることを知り、
参加してきました。(英語ツアーは夏期限定、スウェーデン語ツアーは年中実施)
ボランティアガイドが1時間で4駅案内してくれたのですが、
実際には90駅以上あるので、全て制覇するには23回ほど参加しないといけないことに
なるでしょうね…。

ということで私が参加した時に回った駅のご紹介です:

2011/08/01

スウェーデンの宝くじブランドTrissのプロポーズCMにちょこっと感動。

今日は、スウェーデンの宝くじブランドTrissの非常にシンプルな宣伝をご紹介。

こちらもForsman&Bodenforsによるものですが、
前回と前々回のIKEAキャンペーンがデジタルメディア寄りだったのに比べると、
今回のTVCM2本のみを利用した企画というのは、ある意味新鮮味を感じます。

どちらのCMも1回しか放映されませんでした。
それにはわけがあります。

まず1回目のCMでは、男性が彼女に向けてプロポーズをしました。
マジでプロポーズです。
その映像がコチラ: