2012/02/28

「プログラミングの知識を持つ人材が今後重要に」インタビュー#1: CP+B Europe 後編

前編中編に続き、CP+B Europeのエグゼクティブ・クリエイティブ・ディレクターであるグスタフ・マートナーさんインタビュー、やっと後編です。
・今後のキャリアについてどう考えているのか?
・スウェーデンの広告業界が抱えている課題とは?
・広告業界についてどんな未来を予想している?
などなど、短くまとめてみました。



今後のキャリアについて、どのように考えていますか?
よくわからないな。そもそも人生を仕切るって、とても難しいことだと思う。だから自分に訪れたチャンスはちゃんと活かしたいなとは思うよ。まぁ、新しい知識を得られるのであれば何をしてても構わないかな。


仕事のモチベーションを上げるために大切なことは?
僕や僕のチームが新しい知識を得られるような仕事をすること。キャンペーンを実施した後に、なぜそれが驚くほど効果的だったのか、あるいは効果的ではなかったのかを分析するプロセスが、ユニークな知識を得るきっかけになるんだよ。

2012/02/20

「どんな人材をリクルートすべきか?を考えることが大事」インタビュー#1 : CP+B Europe 中編

クリスピン・ポーター・ボガスキー(CP+B Europe)のエグゼキュティブ・クリエイティブ・ディレクター、グスタフ・マートナーさんのインタビュー前編に続きまして、今日は中編をレポートします。前回と比べて、よりデジタルメディアにクローズアップした内容になっています。



デジタルメディアはスウェーデンの広告業界にどのような影響を及ぼしたと思いますか?

スウェーデンに限らず、グローバルな規模で大きな影響を与えてるよね。

最も重要なことは、ブランドと消費者の間のタッチポイントが沢山増えたこと。20年前のタッチポイントと言えば、新聞、テレビ、映画、屋外メディアなど…。クライアントに対して、「あなたのブランドを露出できる場所はこの12箇所です」みたいなことが言えた。けどデジタルメディアが現れたことによって、ブランドは色んな場所に露出できるようになった。Facebookの会話の一部にもなれるし、YouTubeやSpotify、ラジオで話題になるかもしれない。だからまずタッチポイントが劇的に増えたことが一つ。

2012/02/17

スウェーデンの広告、もちろん問題作だってあります。



今までこのブログで取り上げてきたスウェーデンの広告は、カンヌで好評のものだったり、私が個人的に気に入ったものばかりなので、スウェーデンの広告に対してポジティブなイメージをお持ちの方は多いかと思います。

というか、そもそも日本で「スウェーデン」という国はあまりネガティブに語られることはないですし、デザイン、雑貨、カフェなどなどほんわかしたイメージが主ですよね。(あ、2月10日から公開中のドラゴン・タトゥーの女、ぜひ見て下さい。スウェーデンのイメージがガラっと変わると思います。)


ということで、今回はいつものトーンを変えて、ここ数ヶ月、ちょっとネガティブな意味で話題になっているスウェーデンのCMをご紹介したいと思います。

2012/02/15

スウェーデンの広告業界がデジタル領域で世界の注目を集めている理由を探る:インタビュー#1 with CP+B Europe 前編

今、修士論文を書いています。スウェーデンの広告業界がデジタル領域で世界の注目を集めている理由を探ることが目的。人口900万人という小さな北欧の国の広告事情が世界的に注目されている理由って何なの?という素朴な疑問から、このテーマを選ぶことにしました。主な調査方法は、業界で働く人々への英語インタビューです。インタビュー方式を選んだ理由は三つ。

①部屋にこもりっきりになるのが嫌だから。
②スウェーデン語の文献が読めないから。
③楽しいし、刺激を受けるから。

2012/02/07

スウェーデンのアプリ開発集団が考える、新しいおもちゃの形とは?



先日、the breweryというストックホルムのデジタルエージェンシーの方にお会いする機会がありました。その時に、彼らが昨年デザインを担当したあるアプリ開発集団のウェブサイトの話を聞きました。この集団の取り組みがとても新鮮で興味深いなぁと思ったので、ぜひご紹介したいと思います。