2013/02/11

ちょっぴり過酷だった年末年始のオーロラ旅行 in スウェーデン【PART⑤】

ついに、オーロラ旅行記の最終回に辿り着きました!!


…と言いたいところなのですが、5日目は紹介したい場所や写真が多いため、やっぱりあと2回にさせてください。すみません!

ということで今回は、キルナ教会とアイスホテルのご紹介。

次回(本当の最終回です)は、オーロラONLYでいきたいと思います。「オーロラ旅行」とタイトルに入れておきながら、今のところまだ1回しかオーロラが登場していないのですが、次回のは、ハッキリ言って、スゴイです。最終回に相応しい、スゴさです。最後までお付き合い願います。





【1月2日】


〜キルナ教会〜

朝食を済ませた後、スノーモービルツアーのガイドさんが薦めてくれたキルナ教会までお散歩することに。この教会、実は2001年にスウェーデンで最も美しい公共建築物に選ばれたそうです。

あとは写真に語っていただきましょう。




鐘塔↓



さて、ここでいきなりですが、キルナという街に関する豆知識をご紹介!


ご存知の方もいるかもしれませんが、キルナは世界的にも有名な鉱山の街。鉱山会社LKABによって人為的に発展した街なんです。そんなキルナが、実はある問題に直面しているんです。

鉄鉱石に対する需要が増え続けているため、LKABは採掘場所をどんどん拡大しているのですが、このまま掘り進めると、なんと街が崩落する恐れがあるんだそうです。そのため、2030年頃までに、街をまるごと引越しする予定になっているんです。もちろん、この教会もお引越しをすることになるのですが、築100年もする建物を一体どうやって動かすんでしょうか!?目が離せない話題ですね。



〜アイスホテル〜

教会の後は、30分ほど運転をし、ユッカスヤルヴィという街に到着。ここは、アイスホテルで有名な街です。以前このブログでも紹介したことがありますが、実際に訪れたのは、今回が初めて。噂の通り、建物も部屋も、全て近くのトルネ川で取れた氷+雪で作られていました!ほんと、お見事です。




これは教会。


アイスバーのカウンターにボトルが埋め込まれてる!

ドリンク用のグラスも、もちろん氷。
パッと見「おぉ〜!」と思うかも知れませんが、
これ、かなり飲みづらいです。


 スイートルームでは部屋ごとに異なるデザイナーのアートワークを楽しめます。


この部屋のタイトルは確か、「ドラゴンの巣」。

奥にあるドラゴンの彫刻、お見事でした。

 このフラワーデザインは、日本人のデザイナーが担当されたそうですよ。

スター・トレック的なやつでしょうか。



これもスイートルーム内にある彫刻です。
気付きましたか?
実は、巨人が部屋の中を覗き込んでるようなデザインになってるんです。


これらのスイートルームは、今シーズン限定。当然のことながら春には全て溶けてしまうので、もし気に入った部屋があれば、溶ける前にスウェーデンへ!!


ちなみに日中は観光客に開放しているので、実際に宿泊客が部屋で過ごせる時間は、夜〜朝のみ。アイスホテルの中は、外の気温が何度であろうと、常に−5℃が保たれているそうです(もちろん夏は溶けますが)。皆さん意見が一致するかと思いますが、−5℃の中で何泊もしたくないですよね。なので、アイスホテルに泊まるのは1泊だけが普通みたいです。というかむしろ、ホテル側もそれを薦めているようです。ですので、ホテル付近には普通の(=氷で作られていない)コテージが沢山用意されており、2泊目以降はそちらに移動するそうです。

じゃぁ私は泊まってみたいかというと、うーん…正直泊まらなくていいかも…。という感じです。

やっぱり寒そうだし…。
ベッドの寝心地が良いとは思えないし…(もちろん氷ですよ)。
トイレもお風呂も施設は別だし…。

ですが、あえて不便な体験をしてみたい方は、ぜひ!お試しください。




次回は、本当の本当に、最終回です。