アサンジ強姦容疑やら自爆テロやら最近何かと騒がしいスウェーデンですが、昨日の13日は聖ルシア祭を平和に祝うことができました。
まずウィキペディアより聖ルシア祭の簡単な歴史を:
スウェーデンでは旧暦の冬至に当たる毎年12月13日に聖ルチア祭が行われ、「一番大切な冬の行事」と言われている。イタリア・シチリア生まれの女性聖者である聖ルチアは貧しい人々に財産の全てを提供した純粋な人と言われている。貧民の生活に光を与えた彼女は、光の聖人として、また農耕の守護神として親しまれている。ただ、実は多くのスウェーデン人は聖ルシア祭(スウェーデン語読みではルチアではなくルシア)をイタリアの歴史と結び付けて考えることはあまり無いそうです。イタリアでは聖ルチアというとキリスト教の光の聖人を指しますが、スウェーデンでは異なった解釈で、長く暗く寒い冬に光を注いでくれる女の子を指すそうです。
では一体どんな行事かと言うと…
ろうそくの冠を被ったルシア姫を先頭に、同じく白いドレスに赤いバンドを腰に巻いた女の子と星の使いに扮した男の子が行列を作って学校や教会などで聖ルシア祭の歌やクリスマスの歌を披露します。
私にとっては初の聖ルシア祭だったので、観光客気取りでスカンセンという屋外博物館へ行き、約100年前の聖ルシア祭を堪能してきました!(といっても現代バージョンとそんなに違いは無さそうでしたが)二つのルシアコンサートに参加したのですが、一つは小学生、もう一つは高校生くらいの子たちが披露。どちらのルシア姫も美人でした。
ちなみに、聖ルシア祭の日にはスウェーデンの伝統としてlussebulleというサフランパンを食べます。まぁこの日に限らず、クリスマスの時期が近付くとスーパーやパン屋さんで売ってるんですけどね。あとはクリスマスという括りでいうとジンジャークッキー(pepparkakor)や甘いホットワイン(glögg)を飲み食べするのもスウェーデンの伝統です。私は既にこの3点を飲み食べまくっており、毎日クリスマス気分を味わっています。