2011/07/29

IKEAのベッドで子守唄はいかが?

前回に引き続き、紹介したいIKEA広告ネタがあります。

今回紹介するのは、前回と同じくForsman&Bodenforsというエージェンシーが手がけた企画で、そのウェブサイトが今年のカンヌ国際クリエイティビティ祭にて3つの賞を獲得しました。

ウェブサイトを中心としたこの企画のタイトルは、
「子守唄(Lullabies)」

IKEAは「睡眠」をテーマにしたキャンペーンを世界中で展開しており、日本でも過去に「ちょい寝カー」や「店内お泊り会」などが実施されました。

今回スウェーデンIKEAがF&Bに出したお題というのは、老若男女問わず誰にでも受け入れてもらえるような「睡眠」キャンペーン。そこで、彼らが思いついたのが、「子守唄」を核にした企画でした。

2011/07/27

IKEAのHomemade is Bestキャンペーンが楽しい!

スウェーデンで生まれた世界最大の家具屋であるIKEAが、
今年のカンヌ国際クリエイティビティ祭で、
Advertiser of the Year賞を受賞しました。

また、キッチン用品をプロモートするためのキャンペーン、
“Homemade is Best”はデザイン部門でゴールド賞を二つ
(カテゴリーはデザインフォトグラフと本)獲得しています。

今日はそのキャンペーンの紹介です。とても素敵なので。

2011/07/26

ムーミンワールドと東京ディズニーランドを無理矢理比較してみた。

今日はちょっとスウェーデンから離れて、お隣りの国フィンランドにある
ムーミンワールドの紹介をしたいと思います。

まず、ムーミンシリーズ著者のトーヴェ・ヤンソンは、
フィンランド出身だということをご存知でしたでしょうか。
彼女はヘルシンキで生まれたスウェーデン系フィンランド人です。


写真:wikipediaより

そして実はフィンランドの西海岸にあるナーンタリという町には、
小さな島をまるごと使ってムーミンの世界を再現したテーマパークがあるんです。

先日母と祖母が北欧に遊びに来たのですが、
母は子供の頃からムーミンが好きで、
どうしてもということでその田舎町まで行ってきました。

2011/07/25

下着ブランドネタ続編:ウィンブルドンで発表された新コレクションとは?

前回に引き続き、下着ブランドネタです。
スウェーデンの名テニスプレイヤー、Björn Borgの名を使った下着ブランドですが、
1ヶ月ほど前にテニス4大大会の一つであるウィンブルドンにて、
新コレクションの記者会見が行われました。

しかし、その場に現れたのは、Björn Borg本人だけではありません。
なんと同時期に活躍していた、アメリカ人選手のJohn McEnroeもまさかの登場!

2011/07/19

「輸出」をキーワードにキャンペーンを展開するスウェーデンの下着ブランド。

今日のブログ記事は、「スウェーデン」「輸出」「下着」がキーワード。

実は人口938万人の小国であるスウェーデンは、輸出に大きく依存しており、
GDPに占める輸出比率が、なんと54%
(ちなみに輸出依存型経済と言われる日本は18%)

そんなスウェーデンの「輸出」ブランドと言えば代表的なものはIKEA、H&M、VOLVO等々。
しかし今回はあまり日本で知られていないであろう、ある下着ブランドを紹介したいと思います。

その名も、「Björn Borg」

2011/07/15

クラウド型音楽配信サービスSpotify、ついにアメリカ進出。日本はいつ?

昨日、ついにSpotifyがアメリカでローンチされました。




2006年にスウェーデンで生まれたSpotifyはクラウド型音楽配信サービスを提供しており、特に北欧での普及率が非常に高く、急成長中のIT企業です。

ユーザーはPCやモバイルで1500万曲の中から自由に好きな音楽を聴くことができ、友人で利用している人がいればプレイリストをシェアすることも可能です。

音楽を「所有」しないという意味では、自分の好きな曲を好きな時に放送してくれるラジオのようなものでしょうか。

2011/07/11

スウェーデンの夏の風物詩:公園のビキニ姿。

残念ながら写真はありません。

スウェーデンの夏を体験するのは今年が初めてなわけですが、日本人的感覚からして驚きだったのは、普通の公園でビキニ姿でタオル広げて日光浴する人が沢山いること(もちろんズボン一枚姿の男性もいますよ)。浜辺でならまだしも、公園で!…と初めて見た時はちょっとした衝撃でした。
紫外線恐怖症の日本人であれば長袖長ズボン手袋、帽子に日傘と、万全な日よけ対策を取ることでしょう。

しかしスウェーデン人からしてみれば、夏の太陽というのは、長くて寒くて暗い冬(これを逃れるためにタイなど暖かい国へ旅行する人が多いです)を乗り越えたご褒美のようなもの

2011/07/08

Google Demo Slamのオリジナルビデオが楽しい件。

Googleが昨年10月に展開したDemo Slamキャンペーンが、ユーザー投稿ビデオ5つと共にカンヌライオンズ国際クリエイティビティフェスティバル(新しい名称、長っ。)で賞を取りました。
簡単にどんなキャンペーンかというと、Googleが提供する様々な技術の活用法を自分なりに開拓してそれをビデオに収め投稿せよ、 というもの。
投稿された作品群のうち投票者の支持を最も集めた5つの作品が賞を取ったわけですが、そのうち個人的に気に入った3つをここで紹介します。(全て見たい方はコチラへ)

①Extra Spicy

Google Translateを使ってヒンディー語でインドレストランに注文を入れる。 大成功。



2011/07/06

スウェーデンのバーガーチェーンが「牛肉の消費量を減らそう」ってどういうこと?



環境に優しいのは地産地消?それとも肉の消費量を減らすこと?

環境科学技術ジャーナルの発表によると、毎日の食生活全てに地産地消を取り入れる行為よりも、一週間のうち一日だけでも食事に赤肉(恐らく牛と豚かと)や乳製品を避ける行為のほうが、環境に優しい(=CO2排出量が少ない)とのこと。

地産地消の一つの利点としてよく挙げられるのが「輸送コストの削減」ですが、アメリカの一般的な家庭における食品のカーボンフットプリント(どこでどれだけCO2が排出されたかを「見える化」すること)を調べると、輸送時にかかるCO2排出量は全体の11%、そして83%はその食品の栽培→製造過程で排出されているそうです。また、食品によってもCO2排出量は異なり、特に赤肉になると鶏肉や魚に比べて平均150%のエネルギーを必要とするんだとか。
(以上、参考記事①

地産地消運動は地域経済の活性化という意味でももちろん大切ですが、「肉の消費量を減らす行為は環境に優しい」という点に注目して、スウェーデンの有名なファストフードチェーン「Max Burgers」のここ10年における健康・環境に配慮した取り組みを見てみたいと思います。とても興味深いので。


2011/07/04

ジェンダー差別の排除を目指すスウェーデンの幼稚園。



「女の子は可愛らしく、男の子はタフであるべき、というのは私たちの社会が期待すること。けどこの幼稚園では、なりたい自分を子供たち自身に描いてもらう機会を与えている。」

そう答えるのは、Egalia幼稚園で働く31歳の教員。この幼稚園では、ジェンダー差別の排除を目指すことが重要な教育方針とされているのです。

税金で賄われているこの幼稚園は、1〜6才の子どもを対象に、昨年スウェーデンの首都ストックホルムに開園しました。男女の役割に関する固定概念を崩していこうとする試みは、スウェーデンの幼稚園における教育課程(カリキュラム)の核となるミッションです。多くの幼稚園では「ジェンダー教師」なるものを雇い、子供たちを教育する際に、教員自身が男女に対するステレオタイプを言葉や態度で示さないように「教員を教育」することまで行われています。

2011/07/01

私たちが「リツイート」「いいね!」「シェア」ボタンを押す動機とは?

私たちが「リツイート」「いいね!」「シェア」ボタンを押す動機とは?
私たちが「リツイート」「いいね!」「シェア」ボタンを押す動機とは一体何なのか?

ペンシルベニア大学Berger教授の研究結果によると、ポイントとなるのは人々がその情報に触れた時の『興奮度』
悲しさ、安堵感、満足感といった感情よりも、恐怖感、怒り、面白さ、楽しさを伝える情報のほうが伝染しやすいとのこと。

もちろん他にも細かい動機は色々あるでしょうけど、一つ参考になる研究結果です。
シェアされたい情報を発信する時に、より効果を発揮するためには、どのようなエモーション・ラベルを貼るのが適切なのか。これは個人のみならず、企業やNPOなど様々な組織も応用することができそうですね。

一方で、これを東日本大震災に当てはめると、私たちが流言を広めてしまった動機の一つはその情報に対する『興奮度』の高さだったとも言えるのかもしれません。

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Ever wonder what is really motivating you to hit “retweet,” “like,” or “share”? According to new research that will no doubt prompt viral-marketing departments to quick action, we share something because, for whatever reason, its ignites powerful emotions—good or bad—that arouse your…

【記事全文を読みたい方はコチラから】

Facebookの検閲行為に対抗姿勢を見せるスウェーデンの美術館。

ストックホルムにはFotografiskaという現代写真美術館があります。

建設されてから100年以上経つ、趣のあるレンガ造りの建物で、海辺にあることから元々は税関の手続き等を行なう場でした。そして美術館として改装オープンしたのが昨年の5月。ちなみにこんな建物:


Facebook上で問題となったのが、宣伝目的でFotografiskaのFacebook pageにアップロードされたヌード写真。これはつい最近始まった展示会の目玉となっている、アメリカ人写真家Robert Mapplethorpe氏の作品だったんです。しかしFacebook側から一方的に写真を削除されたとのこと。

その検閲行為に対し、Fotografiskaはこのような対抗姿勢(逆検閲?)を見せました:

東京事変「21世紀宇宙の子」をどうしても紹介したくて。




東京事変の最新アルバム「大発見」をひと通り聴いて、思わず涙が出てしまった曲、「21世紀宇宙の子」。どうしても紹介したいので歌詞の一部(でも著作権の問題あるのか?)を載せちゃいます:

作詞:椎名林檎作曲:亀田誠治/椎名林檎


フレー!フレー!
たった今を離陸して進化しているぼくら吐く息が過去になるさよならを云おう!

吸い込んで確かめて最先端未来の空気を君の引継いだ世代は今日から目紛しいね
代わりのない紛失物迷子のままのときは宝物をつくり出そう
大事に