2011/07/11

スウェーデンの夏の風物詩:公園のビキニ姿。

残念ながら写真はありません。

スウェーデンの夏を体験するのは今年が初めてなわけですが、日本人的感覚からして驚きだったのは、普通の公園でビキニ姿でタオル広げて日光浴する人が沢山いること(もちろんズボン一枚姿の男性もいますよ)。浜辺でならまだしも、公園で!…と初めて見た時はちょっとした衝撃でした。
紫外線恐怖症の日本人であれば長袖長ズボン手袋、帽子に日傘と、万全な日よけ対策を取ることでしょう。

しかしスウェーデン人からしてみれば、夏の太陽というのは、長くて寒くて暗い冬(これを逃れるためにタイなど暖かい国へ旅行する人が多いです)を乗り越えたご褒美のようなもの


青空が一面に広がる夏の日は、公園の芝生が人で溢れかえっています。ビキニ姿で日光浴とまでいかなくとも、ただ目を瞑りながら太陽の光に感謝をするかのようにボーッと立ってる人の姿もよく見かけます。カフェやレストランも、テラス席があるところはとても賑やか(でも店内は空っぽだったりする)。

ストックホルムは東京ほど湿気がないので、太陽にずっと当たっていても汗をかくことなく気持の良い時間を過ごせます。長時間だとさすがにクラクラしてきますが…。

「しかしそんなに日焼けして大丈夫なのかなぁ…」と思っていたところに興味深い記事を発見。黒色腫(melanoma)の研究をしているGenoMELが実施した調査結果によると、スウェーデンでは毎年約2800人が悪性黒色腫(皮膚がんの一種)を発症し、罹患率ではオーストラリアに次いで2番目に高いそうです。悪性黒色腫の発生原因は不明とされているそうなので、単純に日光浴のし過ぎが原因だと断定できるわけではありませんが。

このような調査結果を聞いてスウェーデン人はどう感じるのか気になるところです。でもやっぱりこの国の冬を一度でも体験してみると、日焼け止めを塗らずに日光浴したい気持ちがよぉくわかってしまいます。


参考記事:
Swedes tan and burn the most: study (7/6/2011)
がん情報サービス - 悪性黒色腫(皮膚)