今年のカンヌ国際クリエイティビティ祭で、
Advertiser of the Year賞を受賞しました。
また、キッチン用品をプロモートするためのキャンペーン、
“Homemade is Best”はデザイン部門でゴールド賞を二つ
（カテゴリーはデザインフォトグラフと本）獲得しています。
今日はそのキャンペーンの紹介です。とても素敵なので。
まずゴールド賞を取った対象物というのはクッキング本なんですが、
実はキャンペーンとしては、これに加えてiPhoneアプリと、
それに連動させる形で展開したPC特設サイトがあるんです。
①まずは、スウェーデンの菓子類を紹介したクッキング本。
こんなデザインになっています：
（個人的に好きな菓子パン、セムラを選択。日本のIKEAレストランにも売ってるかと。）
※ Forsman&Bodenforsのウェブサイトより
私たちが普段目にするクッキング本の中身って、どちらかというと
完成品の料理が物凄くおしゃれに盛り付けられているイメージですよね。
あまり料理をしない私なんかからすると、
「いや、こんなのありえないし！」と思ったりしながらも、
その美しさに見とれちゃったりします。
けど、このキャンペーンを担当したForsman&Bodenforsという
スウェーデンのエージェンシーがチャレンジしたのは、
私たちがクッキング本に対して抱いているイメージを崩すこと。
そこで逆の発想で、完成品だけではなく「材料」にも注目をした、
ということです。
そもそも売りたいのは、IKEAのキッチン用品。
なのでお菓子を作る過程というのを受け手側に想像させるような、
「材料」のみの写真（キッチン用品が含まれているページもあります）
をこういう形で構成するというのは斬新な試みではないでしょうか。
しかし言ってしまえばただの「材料」なのに、それぞれ個性が出ていて面白い。
単純に並べ方を工夫すればこんなに美しくもなるもんなんですね。
私たちが普段目にするクッキング本の中身って、どちらかというと
完成品の料理が物凄くおしゃれに盛り付けられているイメージですよね。
あまり料理をしない私なんかからすると、
「いや、こんなのありえないし！」と思ったりしながらも、
その美しさに見とれちゃったりします。
けど、このキャンペーンを担当したForsman&Bodenforsという
スウェーデンのエージェンシーがチャレンジしたのは、
私たちがクッキング本に対して抱いているイメージを崩すこと。
そこで逆の発想で、完成品だけではなく「材料」にも注目をした、
ということです。
そもそも売りたいのは、IKEAのキッチン用品。
なのでお菓子を作る過程というのを受け手側に想像させるような、
「材料」のみの写真（キッチン用品が含まれているページもあります）
をこういう形で構成するというのは斬新な試みではないでしょうか。
しかし言ってしまえばただの「材料」なのに、それぞれ個性が出ていて面白い。
単純に並べ方を工夫すればこんなに美しくもなるもんなんですね。
また、完成品のセムラの写真ですが、実は一番右下が一つ欠けていたり、
かじりかけがあったり、と遊び心があるあたりも好きです。
かじりかけがあったり、と遊び心があるあたりも好きです。
②続いて、iPhoneアプリ。
個人的にはこれにすごく惹かれました。
かわいいおばあちゃんが登場するこの紹介ビデオをまずご覧ください：
個人的にはこれにすごく惹かれました。
かわいいおばあちゃんが登場するこの紹介ビデオをまずご覧ください：
やっぱりお菓子を食べるにあたって気にしてしまうのは、体重。
「できれば太りたくない！」という気持ちは誰にでもあると思いますが、
モチベーションがないと運動する気はおきませんよね。
でもだからといって、お菓子を食べないわけにもいかないし…。
ということで、このアプリではまず自分の食べたいお菓子を選択します。
するとそのお菓子を食べる前にどれだけカロリーを消費すべきなのか、
というのを教えてくれるんです。
そしてiPhoneを持ってウォーキングなりジョギングなりをするわけですが、
目標値に近づくと、「あと◯km頑張れば、お菓子が待ってますよ」
というアナウンスをしてくれたりします。
これはモチベーションあがること間違いない！
ちなみに私の住んでいるストックホルムは、都会でありながらも自然や公園が沢山あり、
自転車専用道路もあったりするので、ジョギングやサイクリングをする人を
よく見かけます。私もそのうちの一人です。
また、日本と比べるとオーブン料理がとても多い。そしてパンやお菓子を焼くことも
そんな珍しいことではありません。
それに加えてスマートフォンユーザー、特にiPhone利用者が多い気がします。
そんなスウェーデン人のライフスタイルにちゃんとマッチした、
とても参考になるアプリ作りだなぁと私は思いました。
ちなみにこれはスウェーデン限定のアプリだったらしいですが、
スウェーデンのApp Storeではダウンロード回数がとても高い
アプリのうちの一つだそうです。
③最後にPC特設サイト。
これはiPhoneアプリと連動していて、自分の運動した時間や距離、コース、
そして消費カロリーの合計数を表示してくれます。
それだけでなく、他の参加者ともデータをシェアすることができ、
最もカロリーを消費した人には、IKEAキッチン用品が贈呈されたそうです。
最終的にこのキャンペーンが利用したメディアは、本・iPhone・ウェブ。
テレビ等のマスメディアには一切お金をかけなかったそうですが、
PR効果はかなり高かったようです。
「できれば太りたくない！」という気持ちは誰にでもあると思いますが、
モチベーションがないと運動する気はおきませんよね。
でもだからといって、お菓子を食べないわけにもいかないし…。
ということで、このアプリではまず自分の食べたいお菓子を選択します。
するとそのお菓子を食べる前にどれだけカロリーを消費すべきなのか、
というのを教えてくれるんです。
そしてiPhoneを持ってウォーキングなりジョギングなりをするわけですが、
目標値に近づくと、「あと◯km頑張れば、お菓子が待ってますよ」
というアナウンスをしてくれたりします。
これはモチベーションあがること間違いない！
ちなみに私の住んでいるストックホルムは、都会でありながらも自然や公園が沢山あり、
自転車専用道路もあったりするので、ジョギングやサイクリングをする人を
よく見かけます。私もそのうちの一人です。
また、日本と比べるとオーブン料理がとても多い。そしてパンやお菓子を焼くことも
そんな珍しいことではありません。
それに加えてスマートフォンユーザー、特にiPhone利用者が多い気がします。
そんなスウェーデン人のライフスタイルにちゃんとマッチした、
とても参考になるアプリ作りだなぁと私は思いました。
ちなみにこれはスウェーデン限定のアプリだったらしいですが、
スウェーデンのApp Storeではダウンロード回数がとても高い
アプリのうちの一つだそうです。
③最後にPC特設サイト。
これはiPhoneアプリと連動していて、自分の運動した時間や距離、コース、
そして消費カロリーの合計数を表示してくれます。
それだけでなく、他の参加者ともデータをシェアすることができ、
最もカロリーを消費した人には、IKEAキッチン用品が贈呈されたそうです。
最終的にこのキャンペーンが利用したメディアは、本・iPhone・ウェブ。
テレビ等のマスメディアには一切お金をかけなかったそうですが、
PR効果はかなり高かったようです。
全体的に気持ちの良いキャンペーンで、かなり気に入りました。
キャンペーン全体の紹介ビデオはこちら：
キャンペーン全体の紹介ビデオはこちら：
[youtube http://www.youtube.com/watch?v=9od_E9hK7BY]
ちなみにForsman&Bodenforsは長年IKEAを担当しているとのこと。
過去にはどんなキャンペーンを手がけたのか、今後調べてみたいと思います。
