2011/11/08

おじさんの存在がとにかく気になるトイレットペーパーブランドの広告キャンペーン。

ストックホルム市内にある街頭広告で、最近気になるものが一つありました。

画期的なデザインだとか、面白い加工がされているとか、そういうものでは全くなく、
単純に、この中央にいるおじさん↓の存在が、非常に目立っていて気になっていたのです。


(羊がトレードマークのこのLambiという会社は、トイレットペーパー・ティッシュ類を
製造販売しています。スウェーデン企業かどうかはわからないのですが、北欧・東欧諸国が
メインマーケットのようです。)

今朝Facebookを開いたら、タイミング良くLambiのキャンペーン広告が右端に表示されていたので、
思わず押しちゃいました。(Facebook広告、初クリック。)

キャンペーンの内容を見てみたらなかなか面白かったので、今日はそのご紹介をしたいと思います。



まずキャンペーンのテーマは、

Vad vill du mjuka upp?あなたは何を和(柔)らげたいですか?



退屈な場所や、融通の利かない人、ぎこちない状況や、ぎくしゃくした人間関係…。
どんなことでも、着ぐるみのLambi Softクルーが和(柔)らげてあげますよ!

というのがキャンペーンの趣旨です。

Facebookユーザーは、Lambi Softクルーに実行して欲しいミッションを提案し、
最も優れた提案をした人のミッションが、実現されるという仕組みです。

「病院が古臭くてつまらないので、リラックスできる場所にして欲しい」

「クリスマスに向けて、子供たちが楽しめるような公園を演出して欲しい」

「夏と秋は忙しい日々が続いたので、夫を癒して欲しい」
など、本当に色んな提案があって面白いです。
ちなみにスウェーデン・デンマーク・ノルウェーの3ヶ国で展開されています。
応募期限が11月27日ということを考えると、クリスマス関連の提案が採用されやすいかも?


ティザー広告は3本用意されています:

自転車のサドルの座り心地を良くしよう

忙しそうな女性を癒してあげよう

退屈そうな職場を楽しい場所にしよう

私がお気に入りのおじさんもちゃんと頑張ってますので、ぜひご覧ください。




ところでこのLambiのmjuka uppキャンペーン、VolkswagenのFun Theoryキャンペーン(「人の行動を変えるためには、そこに楽しい要素を加えることが大切」をテーマに様々な
ゲリラ企画を展開)に少し似ているなぁと思いました。

どちらもユニバーサルバリューを突いた、国籍問わず多くの人に共感してもらえそうな
キャンペーンを展開しているところに、非常に好感を持てます。



ちなみにうちでは今まで、リスがマスコットのトイレットペーパーを買っていたのですが、
せっかくなので今度は羊を試してみようと思います。