2010/09/29

黒帯のスウェーデン人と少林寺拳法。

昨日、黒帯のスウェーデン人に囲まれて少林寺拳法のレッスンを受けてきました。

そろそろ運動したいなぁと思っていた時にこちらで知り合った日本人の女の子がタイミング良く紹介してくれたスポーツ。体験レッスンに参加してみたんですが、最初の印象としては黒帯が沢山いてびっくり。そしてレッスンが始まるのかと思いきや、まずはみんな布切れを取り出してジムのフロアを雑巾がけ


2時間のレッスンでしたが、先生は「礼!」「起立!」「乱捕り!」と、ところどころ日本語を挟みながら数人の初心者に優しく丁寧に教えてくれました。

最後に、先生から少林寺拳法の歴史を少しばかり。
結構最近なんですね、出来たの。

宗道臣という人物が創始者ですが、彼が少林寺拳法を始めたのは第二次世界大戦後の1947年。しばらく中国にいた宗道臣が日本に戻ると、敗戦後で土地は荒れ果て、人々は堕落した生活を送っていました。そんな日本をどうにかしたい、せめて次代を担う若者を育成し、自立を促したい、との想いから正統仏教を人々に説くようになりました。しかし喋りだけでは人が中々ついてこなかったため、少林寺拳法という武道を通して、特に若者に向けた社会教育を実践していきました。

少林寺拳法というのは単純に技を身につけて強くなることだけが目的ではなく、技のやり取りや会話を通して他人と触れ合うことで思いやりや優しさを育てることも、重要な目的だそうです。自分の幸せを想うだけでなく、家族や友人、住んでいる街、国、そして世界中の人々の幸せも想うこと。


確かに2時間のレッスンを通して、人と触れ合う機会が何度もありました。初対面でしかも黒帯をしている人と技の練習をする時は「ほんと申し訳ない…」と思っていたのですが、相手の優しさにやられてしまいました。とにかく人との距離がとても近いのでまだ慣れないですが、ボールスポーツ(テニスやバスケやバレー等々)では感じることのできないちょっとした異空間・異接触を体験できましたよ。


頑張って続けてみようかな。心が広くならないかな。
ちなみに、会費が安すぎるし!!
半年850kr(+年会費250kr) なので週2回行くとしたら単純計算で毎レッスン250円程度。
何色の帯目指そう。